2014年5月19日(月)シニアネットのスプリングイベントが実施された。12時30分参加者14名が金沢文庫駅に集合し、先ず金沢園で昼食を取るため歩いていくことになった。大した道のりではないと思っていたが、いざ歩いてみるとずっと上り坂で、場所は称名寺を通り越した先にあり、約25分掛ってようやく到着した。お蔭でお腹が十分に空き、昼食のえび天丼が美味しかった。 ここの建物は100年を越す由緒あるもので、今は県の有形文化財に指定されていてかつては与謝野晶子や高浜虚子などが訪れたとのこと。昔は目の前が亀木浦と呼ばれる入り江で、美しい海が広がり、潮干狩りで賑わったとのこと。今は埋め立てが進んで、海は遥か彼方で、目の前はマンションなどの家並が続いていて、まったく殺風景そのものであった。食後、家族と思われる若い女性からこの料亭の由緒についての説明を受けた後、建物を一通り案内して貰い、その後金沢園を辞した。 14時、称名寺に到着した。横濱金澤シティガイド協会の栗林信夫氏のご案内で詳しい説明を受けた。 称名寺は鎌倉幕府(12〜14世紀)の北条実時が持仏堂を建てたのが始まりで、実時の子顕時、孫の貞顕がさらに拡充して、大寺院を完成したが、金沢北条氏が滅亡した後は荒廃した。その後主要な建物は江戸時代に再建されたが、まだ再建されていないものもあるとのこと。 最新のものは2009年の反橋、平橋でその年私はここを訪ねていた。当時は真赤に塗られた橋は目が覚める鮮やかさであったが、今はすっかり色褪せて、時の流れの速さを感じさせた。池のまわりを埋め尽くすように、黄しょうぶが今を盛りに咲いていた。一通り主な建物や文化財の詳しい説明を受けたが、残念ながら歴史ある有名な金沢文庫はお休みであった。15:20頃ガイドの栗林信夫氏に感謝を申し上げ、三々五々帰途についた。 金沢山(きんたくさん) 称名寺(真言律宗)注記 金沢北条氏一門の菩提寺 本尊:弥勒菩薩(国指定重要文化財) 開山:審海上人 開基:北条実時 創建:13世紀中頃 (鎌倉時代) |
![]() 料亭 金沢園 (拡大) |
![]() 玄関 (拡大) |
![]() えび天丼 (拡大) (more) |
![]() 料亭の由緒についての説明 (拡大) |
![]() 横濱金澤シティガイド協会の栗林信夫氏 (拡大) |
![]() 仁王門 (拡大) |
![]() 仁王像(金剛力士像) (拡大) |
![]() 阿字ヶ池に架かる反り橋 (拡大) (亀と黄菖蒲) |
![]() 平橋の向こうは金堂 (拡大) (金堂と釈迦堂) |
![]() 鐘楼 (拡大) |
![]() シニアネット横須賀のメンバー (拡大) |
![]() 挨拶をする古田行事Gリーダー(左) (拡大) |
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